小説家への道

作家を夢見る日記帳

作家になるという忘れられない夢

作家を夢見て十数年。


文書を書くことが好きになったのは、大学生の頃。

もう忘れてしまったが、何かの課題で詩を作りなさいってものだったと思う。


なんとなーく書いたそれは稚拙な文章だった。

けれどもそれを見た教授が

「すごく詩的な表現ね」

と、褒めてくれたのが嬉しかったのだ。


小麦畑を黄金の絨毯だ、なんて誰でも思いつくような表現で書き記したそれを褒めてくれたのだ。


自分に文章の才能なんてものはなくて、それでもその一言は私に一つの夢を与えてくれた。


文章を書いてみたいと、夢見るようになったのだ。


最初は、短編を一つ書いた。このブログに載せることになるかはわからないが、本当に稚拙で今読み返すと、ゾワゾワする。


けれども、それが私の原点なのだ。


それから私は文章を仕事にできないかと考えて調べたところフリーライターなるものを見つけた。


単価も安い仕事だったが、私はそれに飛びつき貪るように記事を書いていった。

正直なところ、とても楽しかったのだ。


自分の文章を誰かに見てもらえる。

自分の文章が誰かの役に立つ。

自分の文章は誰かに喜んでもらえる。


それだけで私は幸せだった。

ただその収入だけでは食っていけないので副業として

細々と活動を続けた。


記事を書くことはもちろん楽しい。だけれど自分の世界を、自分の物語を誰かに見てほしいと強く思うようになっていた。


これが作家になりたいと言う夢の始まりだった。


けれども現実は厳しく、時間やその他の誘惑が多すぎたのだ。執筆は滞り、短いショートショートばかりメモ帳に書き連ねる日々。


物語を生み出す熱量は、燻るばかりだ。


夢は形を成さず、ずるずる今、現在まで来てしまった。


だからこのブログで私は最後の意地を見せようと思う。


結果がどうあってもいい。報われなくてもいい。


ただ書きたいのだ。物語を。


そして、作家になりたいのだ。


これは作家という夢を諦めることができない、私の決意表明です。


まずは、一つ。


新人賞に応募して夢を見に行こうと思う。


もしよければ、応援していただけると幸いです。